就活戦線異状なし

有難いことに、質問箱で「具体的に就活で何したか教えてください」「面接の乗り切り方教えてください」と言って頂ける機会が多く(ホントですよ)、なかなか嬉しい気持ちになったので今回は私なりの就活のすゝめを書きたいと思い、筆を取りました。

まず、よく聞かれるインターンについてですが、私はA〇Aの夏インターンにとりあえず参加しました。理由は知ってる会社だから。簡単に応募できたから。とりあえず就活の雰囲気を知ってみたかったから。です。所によってはインターンで選考が始まるなんていう会社もありますが、そこは自分が早めに頑張ってアドバンテージを手に入れたいか、のんびりやりたいかの違いでしかないので特に差は無いと思います。たくさんインターンの数をこなして、就活に慣れようとするのも良し。最低限の志望業界だけ行って負担を増やさないのも良し。どちらがオススメになるかは人それぞれだと思うので、しっかり自分の受けたい会社をリサーチすべきだと思います。

次に「何をしたのか」という話についてです。終えたばかりの今、一番「これをしておけば良かった」と思うのはWebテストの対策です。こればかりはただのお勉強なので、やった分だけ成果になります。Webテストの結果で足切りがなされ、面接にすら辿り着けないということも多いのでこれはしっかりやっておくべきです。まあその前に、Webテストには「友達と協力すれば余裕」という事実に限りなく近い都市伝説があるので、友達の多い皆さんはぜひ周りと協力することをオススメします。
他に自分がやったことと言えば、後述の簡単な自己分析くらいです。よく就活アドバイザーは「他己分析で周りから見えてる自分を知れ」と言いますが、周りから見えてる自分というものはいくらでも誤魔化しが効きます。要するに、"架空の他己"を用いて他己分析を行い、「自分がなりたい人間像」に仕立て上げたらいいのです。私は面接で「あなたは周りからどういう人間だと思われてますか」等の質問をされたとき、決まって「その場の空気を整えることができるバランサー」と答えていました。もちろん自分がこのような人間だと思ったことはありませんし、周りから言われたこともありません。ただ、私はこういう人間になりたいと兼ね兼ね思っています。なので、架空のお友達を利用してこのような「自分がなりたい人間像」の話をすることで、他己分析系の質問は乗り切っていました。
しかし、これもれっきとした"ウソ"なので、後述のように裏はしっかり固めました。どのようなエピソードを元にそういう人間だと言われているのか、具体的に何が出来るのか。こういうことを追加で聞かれることがあるので、もし自分がそのような人間になれたら何をしたいかを考え、理想の自分というものをそのまま言うのがベストだと思います。

最後に、一番大事な面接について。私は面接において、用意したものが2つだけありました。1つは志望動機。2つ目はその会社で何がやりたいか。それ以外は基本的にその場のアドリブで答えるようにしていました。
ただ、アドリブというのも簡単には出来ません。そのため私は、就活に臨む時に「自分の年表」というものを作りました。俗に言う「自己分析」と言われるヤツなのかもしれません。だいたい中学生くらいから今まで、自分がどんなことをしてきたか、それによってどんなことを感じてきたか、一枚の紙に書き上げました。どんな変化球な質問が来ても、「自分が何をしてきたか」が頭に入っているので「あの時の話に繋げよう」と即座に考えることが出来ました。変に様々な質問への模範解答を考えるより、「自分はこういう経験をしてきたからこうしたい・こうである」と言う方が、考えるべきことも減りますし企業にも自分という人間をより分かって貰えると思います。
志望動機と会社に入ってやりたいことは、会社ごとにしっかりと考えたほうが良いです。この2つは、人事にとって「会社のことをどれだけ知ってくれていて、どれだけの思いがあるか」ということを評価する大きな指標になります。その会社に合った、その会社でないとダメだという思いを伝えることが大事です。使い回しせず、ちゃんと会社について調べて丁寧に考えるべきかなと思います。面接で志望動機もやりたいことも聞かれなかったということは何度もありましたが、それに関連するような質問、繋げられるような質問は必ずありました。入口は違えど、話を広げて自分の思いを伝えられるようにすべきかなと私は思います。

あと、面接でよくあるのが「ウソ」についてです。面接で嘘をつくのは良いことなのか。答えは「YES」だと思います。正直に言うと、私は嘘をつきまくりました。例を挙げると私はゼミに所属していませんが「環境系のゼミで勉強していた」と言い張りましたし、特技にはやったこともないスポーツを書きました。その他にもたくさんの嘘をつきましたが、それがバレることは一度もありませんでした。それは私が「嘘を嘘で終わらせなかった」からだと思っています。嘘を嘘のままにすると、少し掘り下げられたら陥落してしまいます。そのため私は実際に環境系のゼミに所属している友人に何を勉強してるか、卒論に何を書くかといったことを徹底的に聞き、自分の知識にしました。そうすることで、「学んだことを1分間で話して」や「当社にそれをどう還元できるか」といった応用的な質問にもしっかりと答えることができ、詰まったことは一度もなく終われました。勿論ウソはつかないことがベストですが、もしつかなければいけない場合は「完璧に裏を固める」ということが大事になるでしょう。もしウソをつきたいのなら、あたかも自分がゼミに入っているかのように、あたかも自分がその趣味に没頭しているかのように、あたかも自分がそのような役割を担ってきたかのように、完璧な知識と演技力を身につけて臨むべきだと思います。

以上ダラダラと書きましたが、これが私にとっての就活の全てです。少しでも皆さんの参考になればいいなと、思います。駄文長文失礼致しました。